知っておきたいセラピストの苦労

リラクゼーションセラピストに限らず、サービス業というのはどうしても離職率が高いのが現状です。土日は休めないし、繁忙期は目が回るほど忙しいし……その職業に合わせて様々なお悩みがあると思います。新しい業界に飛び込む場合、メリットはもちろんですがデメリットを特によく理解しておくべきだと思います。あまり怯えすぎるのも良くないかと思いますが、構えていて『思ってたより大丈夫だったな』と思えた方がいいですよね。ここでは実際にセラピストとして働いていて感じる苦労を数点まとめました。何事も、まずはデメリットから知っていきましょう。

 

体力が持たない!

 

セラピストは自身の手指、身体を使って全身全霊でお客様を癒します。癒しを与える立場だからこそ、自身の癒しは疎かになってしまいがちです。売れっ子になって一日の施術量が増えるほどやりがいは増しますが、本当に体力を消耗します。体力勝負の仕事であることは、セラピストとして働く前に覚悟が必要です。遊びにも行かず週に一日何もしない休日を作る、仕事の日はとにかく睡眠をしっかりとって一日の疲れを取る、など自分にあった体力回復のパターンを身に付けると少しずつ楽になります。

 

給料が安定しない!

 

セラピストは企業に所属するのではなく、企業と業務委託契約を結ぶため、店舗の一角を間借りしそこで施術を行っている個人事業主というスタンスで働くことになります。そのため、月給の保証はされません。一日に施術したお客さんの分だけの給料が入る完全歩合制です。特に普通の企業でサラリーマンやOLをしていた方には、かなり生活に影響があると思います。一日に誰も施術できなかったら、何時間待機していたとしても給料はゼロ……恐ろしいですよね。そうならない為にも、集客の多い新宿や池袋などの都心の店舗で働くことをお勧めします。あまりありませんが、一日の待機保障額が設定されているところもあるので、求人広告を見る際にチェックしてみてください。

 

思ってたイメージと違う!

 

『リラクゼーション』『癒し』『セラピー』……キーワードからつい穏やかなイメージを抱いてしまいがちですが、実際は体力勝負だったり勉強が欠かせなかったり、苦労の絶えない仕事です。初めに良いイメージを抱きすぎていて、実際の大変さに直面しギャップで苦しんでしまう方も多いです。セラピストは地道にコツコツ努力を重ねていく人が成功するお仕事。汗水流してひっそり努力しなければならないという事を肝に銘じておきましょう。

セラピストに向いている人って?

技術もないし、知識もない……本当に自分がリラクゼーションセラピストになれるの?と、不安な気持ちは痛いほどわかります。技術職だからこそ、自分に本当に向いているのかどうかなんて分からないですよね。でも、誰もが『職人』にならなければいけないわけじゃないんです。基本的な知識と、基本的なセラピストへの適性があれば、誰だってセラピストになれます。資格が必要のないセラピストの利点とも言えますね。

 

人が好き!

 

セラピストは、お客さんと一対一で関わるお仕事です。お客さんは自分の身体をセラピストに預ける形になります。お客さんの身も心も癒すためには、信頼のおけるセラピストにならなければなりません。お客さんの事を知り、考え、施術でそれを形にする……人と関わり合いを大事にできる・人と接するのが好きな方でないと、お客さんに癒しを与えるセラピストにはなれません。施術中、お客さんと雑談をすることも多いです。人と関わるのが好きな人にとっては、とても楽しい仕事になると思います。

 

健康・体力には自信あり!

 

デスクに座って一日中パソコンしてるなんて絶対に嫌!忙しくしていた方が自分には合ってる!そんな方にはピッタリの仕事と言えるでしょう。特に普段からスポーツなどをしていて、体力に自信のある人はその体力が大きな強みになります。しかし1日に何人ものお客様を施術するため、体力は問題なくても腱鞘炎などの不調で苦しんでしまうことがあります。もともと腰痛もちで……なんて方は働く前に、腰などをしっかり守る対策を考えておきましょう。

 

勉強が好き!

 

関係あるの?と思うかもしれませんが、これもかなり重要です。未経験でセラピストを目指しても、事前研修などでしっかりと技術を学ばせてもらえますが、それはあくまで基本の基本です。お客様によって、求める施術は全く違います。強く揉んでほしい、優しく揉んでほしい……例えば力加減一つとっても、基本的な事ですがかなり繊細な問題です。それに加え、腰が痛いから楽にしてほしい、足の浮腫みがひどくて……なんてお悩みの個人差もあります。その悩みを解決するためにはどんな施術をしたらいいのか、家でもできるストレッチや対策は何があるのか……など、お客さん一人一人に合わせた施術を考えられるように、知識を付けなければなりません。セラピストの勉強に終わりはないと言っても過言ではありません。知識を付け、それを実践することに卯やりがいを感じる人は、セラピストとして成長できます。